今回の主題は教科書の読み方です。
数学をたのしむには自分で本が読めるようになることです。何もかも人から教えてもらうというのは中高くらいまでかと思います。中学・高校の卒業後は独自で本などを読みいろいろな知識を付けてきたと思います。いや、多くの人は小学生のうちから本によっていろいろなことを学んできたと思います。ゲームでも鉄道でも競技でも本を頼りに楽しんできたと思います。数学もそこは同じです。
数学の教科書は読み難いといわれますが、それは過去に学んだ専門用語が既知のものとして使われるからだと思います。なので私自身は国語辞典を横に置きながら読んでいました。調べてみると結構いろいろ載っています。単語だけでなく助詞の使い方も調べてました。特に「の」「対して」「それぞれ」は何度も調べた記憶があります。洋書を読むような感じで読んでいました。洋書と同じでいつの間にか調べなくても読めるようになってました。
以前にも書いたと思いますが、新しい概念のところはしっかりと読みました。理解ができているときは、内容を確認する例やその問題も難なく解けました。例や例題は理解を助けてくれるので大切です。
教科書に書かれている問題は理解を深めるためにあります。例題もそのためです。つまり、例題の解説を読まないと解けないということは理解が不足していると考えられます。解説を読んで理解したのなら、その前に書かれていたことはだいたい理解したと考えられます。もしも解説通りにやったら答えが出せたという状態なら節末問題は解けないと思います。
節末問題が解けないということは理解不足なので新しい概念を確認しましょう。教科書に書かれている問題は理解を深めるためにあります。これは章末問題でも同じことが言えます。なので参考書で解き方を覚えても偏差値は上がるかもしれませんが数学の力はつきません。数学をたのしむには解答を覚えるのではなく理解を深めることです。
受験生にはこんな悠長なこと言ってられませんね。受験は時間との勝負なので如何に早く解くかが問われますから。数学の苦手を克服した頃はたのしかったけど、受験生活に入ってからおもしろさが半減したのはこのためだったのだと思います。
教科書に載っている解答は答えだけがほとんどでときどきヒントがあるくらいだとおもいますが、理解が深まるとほとんど何の問題もありません。いまは教科書ガイドも売られているのでそういう心配はいらないですね。
教科書が手に入らない人はこれまでも紹介してきた下の参考書・問題集で十分です。YouTubeで「数式は文である」を連載していますが数学の苦手な人には難しい内容だと思います。
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