新学期もはじまり、コロナ禍で過ごしにくいと思いますが、大学1年生はこれまでとの数学との違いに戸惑っていると思います。人によっては、大学によっては、高校数学の延長のようなことをしていると感じているかもしれませんが、突然、数学が難しくなると思います。
多くの人は「イプシロン・デルタ論法」でしょうか。それとも「位相」とか「同値類で割る話(または、剰余類)」のところでしょうか。抽象度が上がるにつれ、どんどん、どんどん、どんどん意味不明になります。私なんかは目が回る思いでした。その反動でか、塾講師に熱を上げ留年する有様でした。微分幾何で挫折するのは必然だっと思います。
さて、大学で数学を学んでいて、どのように数学を学んだらいいのかと困っているなら、次の2冊をお薦めします。私の学部生時代には、存在すらしてませんでした。
伊原康隆著『志学数学』と 佐藤文広著『数学ビギナーズマニュアル』です。
伊原康隆さんの本は、独学している人には特にお薦めです。このように研究するのかということを教えてくれます。独学なら第一章だけで十分かと思います。
『数学ビギナーズマニュアル』は、大学1年生向けかなと思いますが、学部3年生までなら十分役立つと思います。大学院生には、知ってることしか書かれていないように思います。
絶版になっていたように思ってたのですが、新刊で手に入れることができるようで良かったですね。立ち読みできるなら、いちど目を通してみてください。▢
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